金勝山

 金勝山(こんぜやま)とは単独の峰でなく、滋賀県湖南アルプスの竜王山(りゅうおうさん)604.7m、鶏冠山(けいかんざん)490.9mなどの山系を指す名称で、東北に位置する阿星山(あぼしやま)、東の飯道山(はんどうさん)とともに金粛菩薩(こんしょうぼさつ)の霊地とされています。そんな金勝山の中の一つ竜王山を中心に、金勝寺(こんしょうじ)と馬頭観音堂(ばとうかんのんどう)、そして山麓にある金勝山県民の森をご紹介します。
 栗東市内から県道55号線、県道12号線(栗東信楽線)にて信楽方面へ向かいます。しばらくして住宅地を抜けると、右手に緑に囲まれた日本中央競馬会・栗東トレーニングセンターの施設が見えてきます。さらに進むと、左前方に阿星山、正面に竜王山が見えて来ます。やがて道は、小さな水田に囲まれた曲がりくねった山間部の道へと入ります。そして曲がりくねった道の途中に、道の駅「こんぜの里りっとう」があります。ここには全国植樹祭が開かれた金勝山県民の森で、周辺を木々で囲まれた緑の広場があり、緑の公園として市民に親しまれています。秋から冬には山麓に降りて来たカラ類や冬鳥ルリビタキ、トラツグミ、ウソなどが見られるそうで、野鳥観察ポイントの一つ目です。

出会える鳥と季節

山麓から山中で春から初冬にかけて見聞き出来る野鳥
ハチクマ、トビ、サシバ、ノスリ、オオタカ、キジバト、ツツドリ、ホトトギス、アオゲラ、アカゲラ、コゲラ、ツバメ、キセキレイ、サンショウクイ、ヒヨドリ、モズ、ミソサザイ、ジョウビタキ、ルリビタキ、トラツグミ、クロツグミ、ツグミ、シロハラ、ウグイス、センダイムシクイ、キビタキ、オオルリ、サンコウチョウ、コサメビタキ、エゾビタキ、シジュウカラ、ヤマガラ、エナガ、メジロ、ホオジロ、アオジ、カワラヒワ、マヒワ、アトリ、ベニマシコ、ウソ、イカル、スズメ、ムクドリ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラスetc.

アクセス

***草津市内・栗東市内から道の駅「こんぜの里りっとう」までのアクセス***
【公共交通利用】JR琵琶湖線「栗東」駅またはJR草津線「手原」駅から春季と秋季の土日祝日に(こんぜシャトルバス)が運行されてます。他にJR「草津」駅東口またはJR「栗東」駅東口から帝産湖南バス「金勝公民館」行きに乗車し、終点「コミュニティセンター金勝」下車、そこから徒歩で約120分。
【車利用】名神高速道路「栗東IC」から県道55号線経由、県道12号線(栗東信楽線)にて約20分。アクセス地図を参考にして下さい。

滋賀の探鳥
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