オオワシに魅せられて

 

 

 小さい頃から自然が周りにあり、虫も鳥も水のなかに棲む生き物たちも、好奇心旺盛な私には格好の教科書でした。小学1年生まで住んでいたところは、田圃や小さな川がありました。それ以降、移り住んだところは、山があり緑がたくさんで観光名所も数多く、外で遊んでいることが多かったです。

 鳥好きは小学生の頃からでした。ある施設でヒヨコを譲ってもらい、育てた事がきっかけです。ヒヨコからニワトリへ成長する姿・鳥の手触り・しぐさ・命の大切さを学びました。そして中学生になった頃、近所のおばちゃんからセキセイインコの幼鳥をもらいました。青い羽色でオスで、名前は「ぴーちゃん」。代々、飼ったインコにはみんな“ぴーちゃん”と名付けました。名前を呼び続けていると、インコがある日「ぴーちゃん」って言ったのです。びっくりしました。インコの本で調べると、オスは喋ると書いてありました。それからいろいろ教えたのですが・・・ぴーちゃん以外、喋る事は無かったです。

 こんな経験を積み重ね、結婚後滋賀県に移り住んだ私は、京都の町中では見られなかった鳥に出会い、だんだんと覚えていきました。「もっと、野鳥のこと知りたい」という理由で「日本野鳥の会・京都支部」に入会しました。定例は深泥池で、今まで見たことのない鳥にたくさん出会えました。自宅の周りは自然がたくさん残っていて、声しか聴けてなかったウグイスの姿も見られたりと、発見も多いです。琵琶湖に渡って来るカモに会うのも、毎冬楽しみです。それからしばらく探鳥会からも足が遠のいていき、一旦退会しました。

 「一体、オオワシの話はどないなってるんや」と、しびれをきらして読んでおられる方々!お待たせ致しました。永年、一般鳥見人をしていた私は、ついにご対面してしまったのです。忘れもしません!!! 2011年1月15日、初めて訪れた「湖北野鳥センター」で、バスを採餌しているオオワシをスコープ越しに観ました。猛禽類が放つオーラに私は、心を射抜かれた衝撃を感じました。山本山を塒にしているオオワシ・遥か北方より飛来してくるオオワシ・みんなの人気者オオワシが、私は大好きになりました。

 オオワシをはじめ、まだまだ出会ってない野鳥がこの滋賀県の自然の中にいる。「そうや!もう一度、野鳥の会に入って鳥のこと知っていこう」と、オオワシをきっかけに日本野鳥の会・滋賀に入会したのでした。野鳥だけではなく、個性ある人との出会いも楽しいです。

 オオワシのおかげで、心から楽しめる時間をもつことができました。オオワシさん、ありがとう。

 

こさぎ