本日、定例下物探鳥会が行われ、昼からは琵琶湖博物館・会議室で第7回定期総会を行いました。担当者のMoさんから報告です。

 覚悟して出かけた雨は結局降らず、少々蒸し暑いのを我慢すれば、曇り空の下でまあまあ快適な探鳥会になりました。岸壁から眺めた琵琶湖の湖面には水鳥の姿は無く、300隻あまりのバスボートがカウントされました。オオヨシキリは湖岸のヨシ原やヤナギ林、烏丸半島の台地上、下物ビオトープなどあちこちで囀っており、巣の雛に運ぶためでしょうか、田んぼの畦の背丈の低い草の茂みを飛び移りながら盛んにえさを探している親鳥の姿も見られました。カイツブリも子育て中で、津田江湾やハスの群生地で今年生まれの幼鳥の姿が何羽か見られました。また、セグロセキレイとハクセキレイもそれぞれ、ひとり立ちして間がないと思われる幼鳥の姿が見られました。参加者19名

「出現鳥」
カイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、ダイサギ、チュウサギ、アオサギ、カルガモ、オカヨシガモ、キンクロハジロ、トビ、キジ、バン、オオバン、コチドリ、ケリ、キジバト、ヒバリ、ツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、オオヨシキリ、セッカ、ホオジロ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス 28種類 

 

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いつもの集合場所にて・・・・・・・・湖岸から見えるのは、レジャーボートだけ・・・・・・・湖岸沿いの木々やヨシ原ではオオヨシキリ

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田んぼではケリやカルガモ・・・・・・・・・・・赤野井湾ではカンムリカイツブリ・・・・・・・・・・・・・・・・最後の鳥合わせ

 午前の下物探鳥会に引き続き、琵琶湖博物館内にて定期総会を開催し、出席者は24人でした。

第一部は琵琶湖博物館専門学芸員の中井克樹氏の講演「琵琶湖の外来魚問題~生物多様性の考え方~」
 

 中井氏はブラックバスやブルーギル等外来魚問題の専門家であり、また、陸生貝類(カタツムリ)もご専門です。外来魚によって琵琶湖の在来魚が大きな影響を受けてきた状況をデータに基づいて示されたのち、今日、生き物たちが置かれている状況について、在来種の絶滅危惧種の増加、侵入する種の増加、特定の種の有害化などで別の種が追い詰められている問題等を挙げられました。これらは人間の影響によって自然のバランスが崩れたことによって起きている問題であり、人間が障害を取り除くことをしなければならないが、身近に居る生き物を守ることの大切さがわからない人達も多くいるため、それぞれの生き物の専門家が、地域のお宝を鑑定する鑑定人となって、重要さを伝えなければならない。行政もやることが多すぎて動きが鈍いが、鳥は見ている人の裾野も広く、社会的評価を得やすい生き物なので、野鳥の会は先頭を切って頑張っていただきたいと結ばれました。

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 第二部

 議事は石井代表を議長に進行し、第1号議案 各部・事務局活動総括・方針案に関する件、第2号議案 支部会計決算・予算案に関する件、第3号議案 2011年度役員人事に関する件について、各部代表者から報告、提案、監査からの報告、立候補届けに基づく役員案の提案があり、それぞれの議案について挙手により採決した結果、賛成多数で承認されました。

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 第三部

 交流会では滋賀県の鳥の話題についてざっくばらんに話し合いました。滋賀県に来たコウノトリがまだ滞在していることやチュウヒの繁殖についての話題、湖北でのカンムリカイツブリの繁殖をめぐる問題点、今年はツバメが少ないのではないかという話など。あっという間に時間が過ぎました。

写真提供:Sさん