12月恒例の琵琶湖博物館との共催で、定例・下物探鳥会が行われました。昼食をはさんで午後からは、講演が行われました。以下担当者のmoritaさんからの報告です。

 集合場所の博物館のバス停では、集合前からイカルが何度も囀り、1羽が道を隔てた空き地の地上で、ツグミ、カワラヒワやシメと共に餌を探すのも見られました。烏丸半島岸壁から望む琵琶湖は、先日来の雨の影響か、やや泥濁り状態で、バスボートもいませんでしたが、鳥も少なく、ヒドリガモがパラパラとみられる程度。岸寄りに打ち寄せられた水草を食べに、オオバンやホシハジロが群れていたので、そちらの方を少しゆっくり観察していただきました。津田江湾内もホシハジロやキンクロハジロ、カルガモ、コガモ、ヨシガモやオオバンの群れが見られましたが、やや少ない印象で、いずれもスコープで見ないとわからない距離のため早々に通過、田んぼでは参加者の真上をチュウヒが通ったり、ノスリが近くの電柱に止まったりして、トビとの違いを説明したりしました。赤野井湾内では、オオバンの群れが黒い碁石のようにじっと動かずに寝ているのを見て、「あれは石ですよね?」という声も。ミコアイサが数羽で動き回っている様子や、湾の対岸に止まったオオタカをスコープでかろうじて判別できる距離から見てもらったりしました。

 琵琶湖博物館との共催のおかげで、一般から申し込まれた方や、教師塾で琵琶湖博物館に研修に来ている大学生、琵琶湖博物館のスタッフが加わり、平均年齢が若返りました。ただ、今年は子供さんの参加がなく、大人が中心でした。参加者47名。

天気:晴れ 時間:8:35~12:20

「出現鳥」

キジ、オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ミコアイサ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、バン、オオバン、タゲリ、ケリ、ハマシギ、ユリカモメ、カモメ、ミサゴ、トビ、チュウヒ、ハイタカ、オオタカ、ノスリ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒバリ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、シメ、イカル、ホオジロ、カシラダカカ、アオジ、オオジュリン 53種類 +ドバト

朝の集合の様子いつもの湖岸からの観察湖岸沿いに移動

田圃のあぜ道にて、ケリ、ノスリなど田圃から道の駅へ移動道の駅の展望台にて

再び湖岸、赤の井湾へ無数のオオバン、ミコアイサ、そして沖合のハマシギなど琵琶湖博物館に戻り、鳥合わせ

探鳥会・講演写真提供:akasyoubin

冬の下物にて by honobonoさん

野鳥写真提供:honobonoさん

午後1時30分から講演 

 琵琶湖博物館内で、京都大学の大学院生の渡辺さんに「カモの骨の見分けかた」という題でお話をして頂きました。

講演の様子

 古生物学で化石を研究されてる方で、発掘される骨の中にどういう種類の鳥が含まれていて、それらがどういう生活をしていたかを推定する研究をされているのですが、それを知るために現代の鳥の骨を集めて、生活との関係を見ておられるということで、潜水して餌をとるスズガモなどと水面の餌をとるマガモなどの骨の特徴(骨の重さや、翼の長さなど)について、教えて頂きました。